クレジットカードの発行前には、カード発行元による―“申込者の審査“があります。カード発行前に審査が必要な理由は、(1)立替払いをする場合、きちんとお金を返してもらえるか審査する必要がありますが、(2)クレジットカードの発行元は、利用者の代金を一時的に立替払いするからです。
ただ、申込者を審査すると言っても、全申込者の近所の人に、信頼に足る人間であるか聞いて回るわけにはいきません。カード会社は、もっと効率的に申込者を審査する必要があります。なぜなら、(1)カード会社には、多くの人から申し込みがありますが、(2)申し込みがあったら、できるだけ早く返事をする必要がある―からです。では、カード会社は、どうやって申込者を効率的に審査するのでしょうか?
カード会社は、入会希望者にお金を貸していいか素早く判断できる情報:”クレジットスコア”を使って審査します。クレジットスコアとは、(1)申込者の属性(=入会申込書の各項目の―記載内容)と、(2)個人信用情報(=個人信用情報機関から得た―“クレジットカードの利用歴情報”・“延滞情報”など)とを合わせて、点数に変換したものです。
図:入会申込者を効率的に審査するために使われる情報
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