「ANAマイルを貯めるなら、ANA JCBカードがおすすめ」で、年会費の実質負担の計算で、1マイルを2円と換算する―と書きました。記事の内容は、“ANA JCBカードの年会費は2100円かかりますが、入会時・継続時に1000マイルもらえるので、1マイルを2円と換算すると、実質年会費は100円(=2100円-(1000マイル×2円))になる”―というものでした。
ただ、上記記事では、1マイルの価値が2円だといえる理由について、解説しませんでした。しかし、1マイル=2円というのは、何の根拠もなく言っているわけではなく、しっかりした計算を元に算出しています。では、1マイルの価値は、どうやって計算しているのでしょうか?
1マイルの価値は、“航空券の価格(往復分)“を、”同等の特典航空券と交換できる―マイル数“で割って計算しています。以下で、ANA国内線に搭乗する場合の―1マイル価値の計算例を表にしてみました。
図:ANAの国内線運賃(レギュラーシーズン)を元に、マイル価値計算
必要運賃(旅割28*の価格) | ←と同等の特典航空券交換に必要な―マイル数 | 1マイルの価値 | |
東京-札幌 | 約14,000円×2(往復分) | 15,000マイル | 1.9円(=28,000円÷15,000マイル) |
東京-大阪 | 約12,000円×2(往復分) | 12,000マイル | 2円(=24,000円÷12,000マイル) |
東京-福岡 | 約15,000円×2(往復分) | 15,000マイル | 2円(=30,000円÷15,000マイル) |
* 空席状況によって価格が変わるため、大体の額を表示しています。
なお、上記はレギュラーシーズン(=通常期)で計算していますが、時期によって”航空券の価格”・”特典航空券への交換に必要なマイル数”は変動しますので、使う時期によってマイル価値は変わります。
- わき道にそれますが、特典航空券用の座席数は限られているため、早めに予約**しないと航空券がとれないこともあります。
** 国内線は2ヶ月前・国際線は1年程度前から予約可能です。
「おすすめクレジットカード」を解説した記事はこちら
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