「国際ブランドの役割」で、国際ブランドには、“VISA”、“MasterCard”、“JCB”、“ダイナースクラブ”、“アメリカン・エキスプレス”の5つがあると解説しました。記事では、クレジットカードに国際ブランドのマークを付けることで、“国際ブランドの提携加盟店”でそのカードが使えるようになる―と解説しました。
ただ、クレジットカードに付ける―国際ブランドのマークは、カード発行時に、どれかひとつを選ばなくてはなりません*。どの国際ブランドのマークをつけるかを、ひとつだけ選ばなくてはならない理由は、国際ブランドのマークは、複数つけることができないからです。
* 選べる国際ブランドは、クレジットカードごとに異なります。
どの国際ブランドを付けるか検討する際には、“国際ブランドの取り扱い額のシェアデータ”が参考になりそうです。国際ブランドの取り扱い額のシェアデータが、国際ブランド選びの参考になりそうな理由は、(1)多くの人に使われている(=選ばれている)ものは、良いものであると考えられますが、(2)“国際ブランドの取り扱い額のシェア”が高いものは、多くの人に使われている(=選ばれている)ことを表している―からです。では、国際ブランドの取り扱い額のシェアは、各々どのくらいなのでしょうか?
国際ブランドのシェアは、VISAが57%、MasterCardが22%、アメリカン・エキスプレスが6%、JCBが1%、ダイナースクラブが1%未満です**。
** 本田元 『図解カードビジネスの戦略』 中央経済社、2011年、61頁を参考。
図:各国際ブランドの取り扱い額のシェア**
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